管制塔からA340に離陸許可が出たその瞬間、暗雲の切れ目から
滑走路に光が差し込んだ。その幅は僅か数百メートルだろう。
風とともにその光の位置は移動している。「間に合え!」祈る気持ちで
ファインダーを向け、そのときを待った。

   Luke H. Ozawa (航空写真家)
   1959年東京生まれ。
   1973年初めて乗ったヒコーキ全日空B727に感動。以来羽田空港通いが始まる。
   1991年脱サラしフリーカメラマンとなる。
   年間200日は何処かの空港で撮影している。
   これまでに撮影で訪れた空港は国内外で150箇所にのぼる。
   ヒコーキと風景をシンクロさせたことでヒコーキ写真の無限性を図る。
   写真集「JETLINER」「JETLINER.2」イカロス出版刊などがある。




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